ケータイ辞書JLogosロゴ 田口村(中世)


福島県>古殿町

 南北朝期から見える村名。石河荘のうち。応永4年12月の西光寺木造阿弥陀坐像銘に「大檀那田口村西光寺」とあるのが初見(県史7),応安7年8月28日の同寺木造地蔵菩薩坐像銘にも「大たんなん たくち西光寺」とある(同前)。応永11年頃と推定される石川氏一族を中心とする仙道諸家一揆傘連判(秋田藩家蔵白川文書)に「田口 民部大輔光顕」とあり,当村の領主として民部大輔光顕の名が見える。この光顕は名前から石川氏一族と思われる。天文24年4月24日の西光寺棟札は「奥州石川庄竹貫郷田口村」内の「田口山西光禅寺」を「大檀越源氏朝臣中(務)大輔重光」が建立したことを記している(県史7)。ここに見える重光も石川氏の一族であろう。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7268589
最終更新日:2009-03-01




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