ケータイ辞書JLogosロゴ 竜崎村(近世)


福島県>玉川村

 江戸期〜明治22年の村名。石川郡のうち。はじめ会津領,寛永4年からは白河藩領。村高は,文禄3年の蒲生高目録では770石余,古領高長では890石余,「天保郷帳」921石余,「旧高旧領」702石余。明和6年の案内帳によれば家数84軒・人数406(二瓶勇家文書)。用水不便のため,村内のほかに隣村岩法寺【がんぽうじ】村内に替地を出して三つ池・新溜などの溜池をつくって用水とした。村内の石川滝は竜崎滝ともいい,遡上する鱒を竹籠で取ったり,鮎を簀で取った。この簗場からとれた鱒・鮎を白河城主に献上し諸役が免除された(石川郡誌)。神社は竜崎城主須田紀伊守が勧請したという若宮八幡宮と熊野権現社があり,寺院は曹洞宗大雲寺・天台宗不動寺・本山派修験貴宝院。石川滝の南には不動堂がある。磐前【いわさき】県を経て明治9年福島県に所属。同20年の戸数83・人口438。明治12年石川郡に属し,同22年泉村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7268652
最終更新日:2009-03-01




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