ケータイ辞書JLogosロゴ 太郎布村(近世)


福島県>金山町

 江戸期〜明治22年の村名。大沼郡のうち。古くは河口郷に属した。はじめ会津領,寛永20年からは南山御蔵入領。大石組に属す。村高は,文禄3年の蒲生高目録では多羅布と見え138石余,「多良布村当免定」では寛永3年139石余,文化15年の村日記(県史10下)および「天保郷帳」「旧高旧領」ともに168石余。端村に上沼沢がある。化政期の家数は本村24軒・上沼沢4軒(新編会津),天保13年には家数25軒・人数128(大石組人別家数書上帳)。「変難実録」によると,文政4年の大石組地震では震源地に近く26軒中8軒全壊,10軒半壊の激震であったという。神社は諏訪神社。若松県を経て明治9年福島県に所属。戸数・人口は明治8年24・138(県資料),同20年23・144。明治12年大沼郡に属し,同22年沼沢村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7268738
最終更新日:2009-03-01




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