ケータイ辞書JLogosロゴ 富田村(近世)


福島県>鮫川村

 江戸期〜明治22年の村名。白川郡のうち。はじめ幕府領,元和8年棚倉藩領,享保14年からは幕府領。検地は正保4年,新田検地は元禄年間に行われた。村高は,「天保郷帳」では「古者菅生村・湯川村・中沢村 三ケ村」と注記があり633石余,「旧高旧領」では631石余。慶長8年の常世北野村縄打には富田村とあるが,「元禄郷帳」では菅生村とあり,注記に天和3年に富田村と改称したとある。なお「元禄郷帳」には当村の枝郷として湯川村・中沢村が併記されている。寺院は天台宗宝法院・天台宗覚泉院・真言宗万法院・真言宗岩代寺・真言宗東光寺。堂宇は富田薬師堂・中沢聖徳太子堂。神社は富田八幡神社。磐前【いわさき】県を経て明治9年福島県に所属。同12年の戸数36・人口197,馬95,桑などを産する(白川郡便覧)。同20年の戸数37・人口226。明治12年東白川郡に属し,同22年鮫川村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7269010
最終更新日:2009-03-01




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