ケータイ辞書JLogosロゴ はね田(中世)


福島県>川俣町

 戦国期から見える地名。伊達【だて】郡東根郷小手保のうち。天文段銭古帳(伊達家文書/県史7)に「伊達ひかしね……一,十七〆三百文 はね田」とあるのが初見。「采地下賜録」には安積金七郎の知行地として「おての内はねたのこう」,徳江山城の知行地として「よもき田藤ゑもん分はねたの内下あか坂,とのやしき一間」と見える。天正17年4月21日の野伏日記(同前)には「一,羽田伊藤七郎分 一,仁松沢 上五郎さへもん……以上七十六人 上之衆四十人」とあり,「仁松沢・あらいの内・うるかぶろ内・たいようぼう・赤坂・上赤坂・ひろ町・俵水・柿のさく・とねや布・ミや称きなこ・宮のわき・ぞハもち・ほうの木さく・にいとのうち・さんごう・内・中の内・平柴・くぬきの内・どうのさく」など一部は不明なものもあるが,ほぼ現在の大字羽田内の小字に継承されている字名が列記されている。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7269700
最終更新日:2009-03-01




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