ケータイ辞書JLogosロゴ 羽田村(近世)


福島県>川俣町

 江戸期〜明治22年の村名。伊達郡のうち。はじめ会津領,寛文4年幕府領,延宝7年福島藩領,天和2年幕府領(元禄16年からは川俣陣屋支配),享保15年二本松領預り地,寛保3年幕府領,延享4年磐城平藩分領,安永8年幕府領,寛政2年磐城平藩分領,文化2年幕府領,文化3年からは下手渡藩領。村高は,文禄3年の蒲生高目録で368石余,古高新高帳では1,224石余,「天保郷帳」「旧高旧領」ともに1,234石余。慶長年間の邑鑑によれば,村高368石余,家数64軒(うち役家27)・人数169,物産は桑木・柿木・楮(県史9)。村名の由来には春日神社社殿創建の際に社上を舞った一群の白鷺の一羽が田中に落ち,その羽が霊験あらたかだったためという伝説がある(二郡村誌)。鎮守は春日神社・八幡神社・浅間神社。寺院は寛永元年開山と伝えられる曹洞宗円照寺。旧福島県を経て明治9年福島県に所属。同年の戸数145・人数817,馬14(同前)。「二郡村誌」には「男は皆農桑を業とし,女は皆養蚕・製糸・織絹に従事す」とあり,物産は生糸・平絹・楮。明治20年の戸数153・人口899。明治12年伊達郡に属し,同22年福田村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7269701
最終更新日:2009-03-01




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