ケータイ辞書JLogosロゴ 福岡村(近世)


福島県>いわき市

 江戸期〜明治22年の村名。磐城郡のうち。はじめ磐城平藩領,延享4年からは幕府領。村高は,元禄9年の内藤検地図では127石余,延享4年では277石余(いわき市史),「天保郷帳」では「古者福岡村・下福岡新田 弐ケ村」と見え278石余,「旧高旧領」では278石余。「元禄郷帳」に独立して見える下福岡新田は,「天保郷帳」では当村に含まれている。延享4年の家数30・人数131,馬22,民業は「薪・鍛治炭少々励」(いわき市史)。当村は「聚落ヲ為ス蓋シ寛永年間ニ創ル」(磐城郡村誌)という。同書によれば,寛永年間に又右衛門という者が3反1畝26歩をまず開墾し,その後慶安年間に及び内藤氏が地元の農民に開拓を奨励し,ついに1村をなすにいたった。一説には上小川村の農民亀四郎なる者の開墾によるという。磐前【いわさき】県を経て明治9年福島県に所属。同20年の戸数27・人口138。明治12年磐城郡に属し,同22年上小川村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7269939
最終更新日:2009-03-01




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