ケータイ辞書JLogosロゴ 法用寺(中世)


福島県>会津高田町

 南北朝期から見える地名。大沼郡のうち。観応3年10月24日の吉良貞家書下(法用寺文書/県史7)に見え,吉良貞家が蘆名禅師に「法用寺別当職」を安堵しているから,南北朝期には法用寺の門前が成立していたものと思われる。応永21年11月3日,塔寺八幡宮において遷宮が行われたが,その儀式に参加した人々の中に「法用寺大進阿闍梨御房・法用寺(二)位公」の名が見え(塔寺長帳/続群30上),天文8年8月3日に蘆名盛舜は権大僧都長源の法用寺別当職を安堵している(法用寺文書/県史7)。元亀元年12月16日には松本氏輔証状で寺領を安堵されている(同前)。
解説文を自分にメール
メアド:Milana@docomo.ne.jp

(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7270088
最終更新日:2009-03-01




ケータイ辞書 JLogosトップ