ケータイ辞書JLogosロゴ 南富岡村(近世)


福島県>いわき市

 江戸期〜明治22年の村名。磐前【いわさき】郡のうち。はじめ磐城平藩領,寛文10年からは湯長谷藩領。村高は,文禄4年の検地目録(いわき市史)では菊多郡富岡村263石余と見える。「元禄郷帳」からは磐前郡南富岡村となる。宝暦11年の湯長谷内藤領石高記および「天保郷帳」では405石余,「旧高旧領」412石余。富士の風穴伝説があり,「帘集咄」によれば,富士と呼ぶ山の根方に穴があり強い風を出す。昔,小名浜の行人がこの穴に入り再び出てくることがなかったという。磐前県を経て明治9年福島県に所属。同20年の戸数28・人口196。明治12年磐前郡に属し,同22年玉川村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7270405
最終更新日:2009-03-01




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