ケータイ辞書JLogosロゴ 山崎村(近世)


福島県>いわき市

 江戸期〜明治22年の村名。磐前【いわさき】郡のうち。磐城平藩領。村高は,文禄4年の検地目録(いわき市史)では153石余,文化年間の村名石附では287石余,「天保郷帳」377石余,「旧高旧領」287石余。村内には古刹が多く,専称寺や如来寺がある。専称寺は応永2年良就澄賢の創建といわれ,6代良大仰観上人の時,寺勢を張り,浄土宗名越派の奥州総本山。文政10年当地方を旅した小宮山楓軒の「浴陸奥温泉記」には「山崎専修寺アリ,西国奥羽浄土宗ノ本山ナリト云フ。江戸ニ出ル時ハ十万石大名ノ格ニテ往来スト云フ。御朱印七十石,末寺百三十六ケ寺アリ。コレヨリ田間ヲ行ク。列松アリ,土地肥タリ」と記されている(随筆百花苑)。専称寺の東方には「矢ノ目の如来寺」と称される浄土宗名越派松峯山如来寺がある。寺の側を流れる愛谷江筋は延宝年間,水守治右衛門が沢村勝為の遺志を継いで開削したといわれ,平・飯野・夏井・高久・豊間の各地区の灌漑用水を給する。磐前県を経て明治9年福島県に所属。同20年の戸数44・人口311。明治12年磐前郡に属し,同22年夏井村の大字となる。
解説文を自分にメール
メアド:Milana@docomo.ne.jp

(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7270777
最終更新日:2009-03-01




ケータイ辞書 JLogosトップ