ケータイ辞書JLogosロゴ 阿弥郷(古代)


茨城県>阿見町

 平安期に見える郷名。「和名抄」常陸国信太【しだ】郡十四郷の1つ。東急本は「阿禰」,高山寺本は「河禰」とする。「延喜式」には「信太郡二座〈並小〉」として阿弥神社が見える。また,藤原宮跡出土木簡に「□□評阿尼里知奴大贄」とあり,「阿尼」はアミと読めるので,当郷との関連を考えることもできる(藤原宮跡出土木簡概報)。「新編常陸」は江戸期の「阿見・青宿・迫戸・大室・掛馬・烏山・右籾・中村ノ八村」にあて,「地名辞書」は旧阿見村にあてる。阿見町阿見に阿見遺跡(貝塚,土師器),土浦市烏山町に五領式〜国分式の土師器を出土する烏山遺跡がある。烏山遺跡は古墳時代〜平安朝に至る竪穴住居跡が数百発見され,古代の大集落の存在が確認される。信太流海に面する集落で,漁労との関係を示す土錘も多く出土した。藤原宮跡出土木簡に「知奴大贄」とあり,黒鯛を貢献していた。花室川下流右岸,現在の土浦市烏山および阿見町阿見を中心とした地域に比定される。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7271242
最終更新日:2009-03-01




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