ケータイ辞書JLogosロゴ 砂沢村(近世)


茨城県>日立市

 江戸期〜明治22年の村名。常陸国多賀郡のうち。はじめ佐竹氏領,のち慶長14年からは水戸藩領。村高は,寛永12年「水戸領郷高帳」130石余(ほか新田21石余),「元禄郷帳」200石余,「天保郷帳」219石余,「旧高簿」311石余。「水府志料」によれば,石神組に属し,戸数27,村の規模は東西30町・南北11町40間。天保13年の検地では,田畠35町1反余・分米297石余,新田田畠2町余・分米17石余,新開田畠7畝余・分米2斗余(新編常陸)。物産は,米・麦・小麦などの農作物のほか,白砂が知られる。「新編常陸」には,白砂は物を磨くのに使用し,ミガキ砂とも称するとあり,藩ではこの砂の採取に課税している。和紙の生産も行われた。神社は天神社(新編常陸)。明治4年茨城県,同11年多賀郡に所属。明治22年豊浦町の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7271413
最終更新日:2009-03-01




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