ケータイ辞書JLogosロゴ 伊佐山村(近世)


茨城県>下館市

 江戸期〜明治22年の村名。常陸国真壁郡のうち。元禄年間は旗本河野氏ほか3氏の相給,幕末期は幕府と旗本河野氏ほか2氏の相給。村高は,「元禄郷帳」179石余,「天保郷帳」273石余,「旧高簿」268石余。天保8年の「常陸御国絵図御改之記」によれば高272石余(下館市史)。鬼怒川水運を利用する当村の河岸(伊佐山河岸)は慶安年間に開設されたといわれ,下館藩・結城藩などの年貢米回送や東北地方からの物資の中継などに利用された(下館市史)。嘉永6年の船問屋は3軒,うち年寄伝右衛門家は旗本川野氏,百姓伝蔵家は同本多氏,出稼人藤蔵は幕府領山内総左衛門支配下にあった(瀬端家文書)。寺社は真言宗延命寺・大日神社。明治4年茨城県に編入され,同11年真壁郡に所属。同22年1月日本鉄道水戸線(現国鉄水戸線)が開通し,川島駅を設置。明治22年伊讃【いさ】村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7271427
最終更新日:2009-03-01




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