岩井(中世)
戦国期に見える地名｡下総国下幸島【しもさしま】のうち｡天正2年閏11月の関宿城(千葉県)開城により作成された12月2日の小田原北条氏奉行人垪和康忠充芳春院周興･昌寿連署書状写には足利義氏の御料所および,その知行人が列記されているが,｢下幸嶋｣のうちとして｢岩井 御中居領｣と見え(喜連川家料所記/古河市史),足利義氏の中居領であった｡慶長17年8月6日の関八州真言宗連判留書案に｢同(下総国)幸嶋岩井同月辰刻 延命寺在判｣と見える(醍醐寺文書3/大日古)｡
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(C)角川日本地名大辞典｢旧地名｣
JLogosID:7271711
最終更新日:2009-03-01