ケータイ辞書JLogosロゴ 岩崎郷(中世)


茨城県>大宮町

 南北朝期〜戦国期に見える郷名。常陸国久慈西郡のうち。康安2年正月7日の佐竹義篤譲状写に「乙王丸分」として「久慈西郡岩崎郷」と見える(大山義次文書/家蔵文書)。「堯雅僧正関東下向記録」の天正5年2月15日条に「於佐竹岩崎宝前院」と見える。堯雅僧正の4度目の関東下向は,前年の6月12日に武州品川に着いて以降,下総栗橋実相寺を皮切りに水海昌福寺,古河昌福寺・結城寺,下野【しもつけ】成願寺・密国寺に逗留し,11月3日に佐竹鏡徳寺に下向以来,越年して3月まで常陸に滞留している(三宝院文書/結城市史)。文禄3年の太閤検地を機に那珂郡に属す。
解説文を自分にメール
メアド:Milana@docomo.ne.jp

(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7271719
最終更新日:2009-03-01




ケータイ辞書 JLogosトップ