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大井荘(中世)


 鎌倉期に見える荘園名...

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[最終更新日:2009-03-01/JLogosid:7271925]
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角川日本地名大辞典(旧地名編)

日本地名大辞典に収録されているものの中から、現在以前のものを再編。

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大井荘(中世)

 平安末期~戦国期に見える荘園名

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出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典(旧地名編)」

大井荘(中世)
平安末期から見える荘園名巨摩【こま】郡のうち「中右記」元永2年2月23日条に,遠江前司基俊の言として,「在甲斐国庄名大井〈本名布施〉件庄相伝所知也,而可奉権守宗重女房也」とあるのが初見遠江前司基俊は,源姓で(増穂町誌),母は関白藤原忠実の乳母である(殿暦)彼は遠江守のほか,肥後守,宮内少輔,宮内大輔を歴任している(中右記)が,のちには「前遠江守」と呼ばれた(摂津国榎並荘相承次第/平遺2881)したがって,基俊は遠江守を極官とするいわゆる受領層に属する人物で,彼もしくは彼の祖先が甲斐国司の際,立券成立した荘園と思われるその荘園を,元永2年に「中右記」の著者藤原宗忠の四男宗重の妻となっていた自分の娘に譲与したのであるこの時譲与されたのは領家職で,その上に摂関家が本家としてあったと推定され(大井庄について/甲斐路37),荘司は菅野成兼であったその後の伝領経緯については,なぜか摂関家領の中に見えず,不明「本名布施」の解釈については,布施荘が別の史料により,その存在が確認されることから,両荘の関係をめぐって説が分かれる①布施荘の称を大井荘と改称(荘園志料),②布施荘が大井荘を吸収併合(甲西町誌),③布施荘の加納地もしくは新荘に対する荘名が大井荘(増穂町誌)と諸説あるが,③の説が説得的である鎌倉初期には甲斐源氏の力が当然及んだことと思われる増穂町舂米に墓の残る一条忠頼,近隣の加賀美荘に居を構え,甲西町秋山に長男光朝を,櫛形町小笠原に次男長清を配した加賀美遠光,荘名をとったという長清の子大井朝光(山梨百科事典)など在地領主の候補者は幾人かあげられるが,確実な史料はない建治2年2月の日蓮書状に宛所として見える「大井荘司入道」(日蓮聖人遺文/鎌遺12232)は,橘姓大井氏で,鰍沢【かじかざわ】町の蓮華寺境内がその館であったと伝えるが,橘六―光房のわずか2代で姿を消した(増穂町誌)その後へ入るのが武田一族の大井氏である信武の子信明が始祖で,南北朝期に入部し,戦国期の信達・信業父子の時代には,武田信虎に対抗するほどの国人領主に成長した永正12年10月17日居城上野城(櫛形町上野,椿城ともいう)に攻め寄せた信虎勢を大いに破り,その後同14年に和睦するまで,駿河の今川氏と結んで激しく抵抗した(妙法寺記)しかし,同17年には再び戦い,敗れて武田氏の被官となった信達の女が信虎に嫁して大井夫人となるのは,この頃であるが,彼女は晴信(信玄)の生母であるその他当荘名の見える史料としては,久遠寺所蔵の鐘銘に「甲斐国大井庄㝡勝寺之鐘 弘安六年癸未八月日」とあるのをはじめ,花井寺(現大月市七保町下和田)所蔵大般若経の徳治2年正月27日付奥書には「甲斐国大井庄南条黒沢村久治名」,永禄8年仲秋3日の亀源寺宗椿等連署状には「甲州大井庄内補陀山南明之事」とあって(南明寺文書/甲州古文書2),おのおの荘内に最勝寺(現増穂町最勝寺),黒沢村(現市川大門町黒沢)および南明寺(現増穂町小林)があったことを示している前掲の花井寺の大般若経奥書には南条の名が見えるので,鎌倉末期には荘内が南条と北条とに分割されていたと思われるまた現在の黒沢よりさらに南にある法師倉は牓示倉の意で,大井荘の南限を示し(甲斐地名考),北は相沢(甲西町鮎沢)が境界であったという(国志)荘域は,現在の甲西町中央部から増穂町東部,鰍沢町北東部,さらに富士川を渡って市川大門町の西部を含む,南北に長く連なった地域で,国中から河内へ抜ける咽喉を扼する要衝の地であった...

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大井荘(中世)
 鎌倉期~戦国期に見える荘園名...

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出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典(旧地名編)」

大井荘(中世)
 鎌倉期~戦国期に見える荘園名...

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大井荘(中世)
 室町期に見える荘園名...

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