ケータイ辞書JLogosロゴ 大足村(近世)


茨城県>内原町

 江戸期〜明治22年の村名。常陸国茨城郡のうち。元禄年間頃は,麻生藩と旗本内藤氏ほか5氏の相給,なお,正保3年の水戸領と宍戸領の村替で宍戸領に移されたという(水戸市史)。村高は,寛永12年「水戸領郷高帳」1,895石余,「元禄郷帳」1,680石余,「天保郷帳」1,675石余,「旧高簿」1,691石余。元治甲子の乱には,鯉淵勢として挙兵した農民もある。社寺は二所神社・曹洞宗安国寺。天正18年水戸から移され,さらに寛文3年千波村に戻った円通寺の廃跡を安国寺とした。寺域は,中世の土豪外岡氏の居館跡と伝える。寺は嘉永元年焼失したが,のち再興された。明治4年茨城県,同11年東茨城郡に所属。明治6年大足小学校開校,同7年大足郵便局開局。明治22年中妻村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7272082
最終更新日:2009-03-01




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