ケータイ辞書JLogosロゴ 岡田郷(古代)


茨城県>大宮町

平安期に見える郷名「和名抄」常陸国久慈郡二十郷の1つ久慈川中流域の山間地郷名は,集落が岡の上にあることに由来するという(新編常陸)大宮町小祝に糠塚古墳群,同町岩崎に岩崎古墳群,同町上大賀に古墳時代の泉沢A遺跡,同町鷹巣に鷹巣古墳群,山方町野上に十三塚古墳群などがあり,大宮町鷹巣には奈良期の瓦窯跡がある「日本後紀」弘仁3年10月癸丑条に新設されたことが見え,「延喜式」に駅馬2匹を置いたことの見える山田駅家は,ひたちなか市勝倉とする説(新編常陸),水府【すいふ】村松平とする説などがあるが(郡郷考),当郷内(現山方町)にあったとする説もある(地名辞書)比定地は,旧岡田村(現常陸太田市岡田町)周辺とする説もあるが(新編常陸),「大賀」は岡の転訛とする「地名辞書」の説に従って,旧大賀村周辺,現在の那珂郡大宮町北辺部と同郡山方町南部に比定するのが妥当であろう
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7272296
最終更新日:2009-03-01




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