ケータイ辞書JLogosロゴ 乙原郷(中世)


茨城県>阿見町

 戦国期に見える郷名。常陸国信太【しだ】荘のうち。永禄8年4月24日に江戸崎城主土岐治英が乙原村百姓中に充てた判物に,「上条与乙原之郷野之境之事,半分づゝ不可有相違者也」と見える(小松沢家文書/阿見町史編さん史料)。江戸崎に本拠を持つ土岐氏の支配権が乙原周辺にも行使され,上条【じようじよう】と乙原の間ですでに未開発の荒野に対する入会権をめぐる争いが生じている。文禄の太閤検地を機に信太郡に属す。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7272454
最終更新日:2009-03-01




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