ケータイ辞書JLogosロゴ 加茂部村(近世)


茨城県>岩瀬町

 江戸期〜明治22年の村名。はじめ常陸国那珂(西那珂)郡,元禄15年からは茨城郡のうち。羽黒ともよばれ,幕末期は小塙村とともに宿として発展し羽黒宿,明治期に入り羽黒上町・羽黒駅上町ともよばれた。羽黒と称されたのは,隣接する小塙村の月山寺が羽黒の月山寺と称されたことによる。はじめ佐竹氏領,元禄年間・幕末期ともに笠間藩領。村高は,「元禄郷帳」763石余,「天保郷帳」「旧高簿」ともに765石余。「安政高辻帳」に安政年間までの新開1石余として,寺社領を除き笠間藩領。村高759石余。寛延2年笠間藩領山外郷一揆で,当村の百姓代2名が手鎖の刑を受けている。寺社は天台宗普門院・知乗院,時宗福蔵寺,加茂明神(新編常陸)。明治4年茨城県,同11年西茨城郡に所属。「共武政表」によれば,戸数78・人口442,馬33,産物は米・麦・雑穀・薪。明治22年東那珂村の大字となる。
解説文を自分にメール
メアド:Milana@docomo.ne.jp

(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7273047
最終更新日:2009-03-01




ケータイ辞書 JLogosトップ