ケータイ辞書JLogosロゴ 具地羅(中世)


茨城県>協和町

 戦国期に見える地名。常陸国小栗のうち。天文24年3月5日の結城政勝寄進状に「小栗之内,高橋大明神江奉進納所……具地羅之内三百文」と見え,この年小栗地方を占領した結城政勝により当地のうち300文をはじめ,小栗にて3貫文が高橋神社(現栃木県小山市)に寄進され(高橋神社文書/結城市史),こののち小栗城に派遣された代官多賀谷為広に支配された。永禄3年1月佐竹・宇都宮氏らの結城城攻撃により,結城晴朝は小栗城を放棄し(結城家之記/結城市史),宇都宮家臣小宅氏の支配下に入る(新編常陸)。しかし天正6年になると晴朝は小栗を奪還し,天文24年の政勝寄進状をもとに,3月15日小栗3貫文を高橋神社に再寄進し,再び小栗城に派遣された代官多賀谷政広に支配された(高橋神社文書/結城市史)。文禄3年の太閤検地を機に真壁郡に属す。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7273304
最終更新日:2009-03-01




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