ケータイ辞書JLogosロゴ 久地楽村(近世)


茨城県>協和町

 江戸期〜明治22年の村名。常陸国真壁郡のうち。元禄年間は旗本山口氏の知行,幕末期は幕府と旗本山口氏の相給。村高は,「元禄郷帳」227石余,「天保郷帳」「旧高簿」ともに249石余。正徳2年の古郡村との秣場訴訟の裁許状では街道の南側に20軒,北側に円乗寺も入れて23軒が書き込まれている。嘉永4年2月地頭用人の年貢取立その他に抗議し,村中総出で江戸へ門訴のために出立,代表が願書を提出しているが結末は不明。社寺は香取神社,天台宗円乗寺(現在廃寺)。明治4年茨城県,同11年真壁郡に所属。明治9年真壁郡地租改正反対一揆で,1名が喚問されている。同17年9月30日夜加波山事件の一行が袖山藤三郎を訪れ,参加を勧める。同20年自由民権運動のかどで当地からも3名が逮捕される。明治22年新治【にいはり】村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7273305
最終更新日:2009-03-01




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