ケータイ辞書JLogosロゴ 桑山村(近世)


茨城県>協和町

 江戸期〜明治22年の村名。常陸国真壁郡のうち。元禄年間は旗本守能氏・斎藤氏ほか旗本3氏の相給,幕末期は幕府と旗本守能氏・斎藤氏ほか旗本2氏の相給。村高は,「元禄郷帳」1,519石余,「天保郷帳」1,636石余,「旧高簿」1,630石余。文化年間守能氏支配の名主が,地境争いの済口証文提出の遅延により35両の科金を課せられ,過去3年間年貢金先納(110両)などを訴えたが,小前に格下げされ科金を取られている。一方大岡氏は家督相続の祝として人別銀1両,さらに80歳以上には長寿の祝として玄米2俵,70歳以上には同1俵を下付する覚書を出している。神社は春日大明神・子之権現社で真言宗神宮寺持。その他の寺院は真言宗常光院・福寿院,天台宗教王院。神宮寺以外の寺院は明治期に廃寺。明治2年4月当村宿屋に県役人が出役し,村役人の選出は入札によることを指令する。同7年桑山小学校を神宮寺に開設。明治4年茨城県,同11年真壁郡に所属。同14年神宮寺火災。明治22年以前に栗崎村新田を合併。明治22年古里村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7273445
最終更新日:2009-03-01




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