ケータイ辞書JLogosロゴ 幸井郷(中世)


茨城県>下妻市

 鎌倉期〜室町期に見える郷名。常陸国下妻荘のうち。弘長3年と推定される恵信尼消息に「さてひたちのしもつまと申候ところに,さがいのかうと申ところに候しとき,ゆめをみて候しやうは」と見え,恵信尼が親鸞とともに当郷に住した時に見た夢の内容を記している(山城本願寺文書/鎌遺8921)。応永年間と推定される大宝沼用水図に幸井郷が見え(吉田薬王院文書/新編常陸),他の村落との関係も現在の位置と一致している。永享7年8月9日の常陸国冨有仁注文写に「下妻庄内,一,幸井郷 善妙入道 建長寺領」とある。文禄の太閤検地を機に河内郡に属す。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7273769
最終更新日:2009-03-01




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