島津村(近世)
江戸期〜明治22年の村名｡信太郡のうち｡元禄年間は松下左太夫･川勝権之助･石原市左衛門のそれぞれ与力10人知行,幕末期は旗本伊奈氏･同曲淵氏･十人組与力梁田氏･幕府の相給｡村高は,｢元禄郷帳｣｢天保郷帳｣｢旧高簿｣ともに1,210石余｡霞ｹ浦四十八津の1つで島津河岸があった｡鎮守は大同年間創立と伝える鹿島神社,ほかに牛頭天王社｡寺院は天台宗常薬院･真言宗多門寺･同重栄寺･同宝蔵院(いずれも現在廃寺),曹洞宗長泰寺｡長泰寺は天正年間の創建で,3度の火災を経て現本堂は天保4年の造営｡明治8年茨城県,同11年信太郡に所属｡明治13年島津小学校開校｡明治22年舟島村の大字となる｡
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(C)角川日本地名大辞典｢旧地名｣
JLogosID:7274094
最終更新日:2009-03-01