ケータイ辞書JLogosロゴ 杉山通(近世)


茨城県>水戸市

江戸期の町名江戸期は杉山口とも称し,水戸城下下町の1町水戸城の北に位置する武家町町名は地内に杉が多いことによるという(水府地理温故録)「新編常陸」によれば,東は浮柵門から西は海老久保柵門までの地域で,北側はすべて杉林で,那珂川に接し,南側に評定所や武家屋敷があったが,次第に他に移って浮柵門のあたりに徒目付の役屋敷,その西に普請方役所があるそこから城内に入る所に杉山坂下矢来門,杉山御門の2門がある「水府地理温故録」によれば,浮柵門を入って右に制札があって,堤付近での草刈や竹木を切ることを禁じ,左には中間2人が常住する番所があってその通路は夜中の往来を禁じられていたまた,海老窪は古くは青柳村への船渡で,正保4年頃まで川端は切岸であったが,千波沼に柳堤が築かれた時諸人が竹の根を運んで埋めたため竹藪となったというなお同書によると,かつての侍の屋敷地は細谷村の入作畑となり,地内に御材木方の役所があるのち北三ノ丸のうちとなったと思われる
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7274532
最終更新日:2009-03-01




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