ケータイ辞書JLogosロゴ てこい村(中世)


茨城県>笠間市

 室町期に見える村名。常陸国宍戸荘山尾郷のうち。応永6年6月25日の宍戸基家(希宗)売券に「宍戸庄内山尾郷内てんこえ村」と見え,35貫文で基家から弟の宍戸一木基里に売却されている。こののち当村は上下に分かれ,同31年3月5日,基里の子満里は,「山のおの郷内下てこい ねんく十貫文(ママ)五百文」の地と,平戸の女子に一期譲与され女子の没後に満里に譲与された「上てこいの内平戸の女子分」を熊主丸に譲与している(続常陸遺文)。文禄3年の太閤検地を機に茨城郡に属す。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7275146
最終更新日:2009-03-01




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