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- 八田(中世)とは
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八田(中世) 室町期から見える字名山城国愛宕【おたぎ】郡岡本郷のうち八反とも書き,「はったん」ともいう賀茂別雷神社領室町後期の往来田古帳(応仁元年4月写)に,賀茂社氏人三河前司・千代鶴大夫ら5名の往来田各1反の在所を「岡本郷八田」と記しているのが初見同時期宝徳3年4月7日の岡本郷地からみ帳(写)では,この字名は見出せないが,往来田古帳との比較検討により,上記往来田のうちの3反と同一の田地を確認でき,そのため地からみ帳の地図上復元によって,八田の現在地が判明する(以上,賀茂別雷神社文書)北区上賀茂豊田町東半部であるなお,やはり室町期のものと推定される賀茂社読経所田田数引付にも,岡本郷内の田地として「〈八田〉一段 一石一斗〈百廿文〉宝乗坊」が見える(川上家文書)その後,天文19年11月18日の同郷検地帳では,「八反」の字名で10筆1町1反歩がまとめて書き上げられているが,これが同じ場所を指すことは同帳の地図上復元の結果明らかである天正13年12月吉日・同17年霜月10日の賀茂検地帳では,ふたたび「はつ田」「はつた」を肩書とする田地群が見出され,江戸期(年月日未詳)の上賀茂御社領之内本郷田地麁絵図にも,上記の場所ならびに西接する一区域(現上賀茂豊田町西南部)に「八田」と記入してある(以上,賀茂別雷神社文書) |
出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
八田(中世) 平安末期から見える地名... |
出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
八田(中世) 室町期から見える地名... |
出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
八田(中世) 戦国期に見える地名... |
出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典(旧地名編)」