ケータイ辞書JLogosロゴ 檜沢(中世)


茨城県>美和村

 南北朝期から見える地名。常陸国那珂東郡のうち。暦応2年9月25日の年紀を有する華蔵院鐘銘に「常陸州檜沢吉祥山浄国禅寺」と見える(日本古鐘銘集成)。年未詳であるが戦国期と推定される4月25日の佐竹義篤書状写に「又次番者小瀬・檜沢の可為衆候」(大縄文書/栃木県史),同じく6月18日の佐竹義重書状写に「尤得其意檜沢之衆払而明日……可指籠候」(松野綱利文書/家蔵文書)などと見える。当地は佐竹氏と下野【しもつけ】の那須氏との境界にあたり,これらの書状は佐竹氏が那須氏に対する軍事行動を行う際に発給されたものと思われる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7276238
最終更新日:2009-03-01




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