ケータイ辞書JLogosロゴ 松野木村(近世)


茨城県>つくば市

 江戸期〜明治22年の村名。常陸国河内郡のうち。元和2年から谷田部藩領(明治4年下野【しもつけ】茂木【もてぎ】藩となる)。村高は,慶長15年検地で47石余,延宝7年の検地で101石余,「元禄郷帳」では松木村として47石余,「天保郷帳」では松ノ木村として101石余,「旧高簿」101石余。真言宗福蔵院がある。農業用水は松の木池と小野川を利用した。天保6年二宮尊徳の仕法により村の復興が図られ,荒蕪地の再開墾をした。尊徳の指導により洞峰沼から小野崎村に用水堀を掘ったが測量を間違えたらしく水が通らなかったので,人々は「尊徳のカラ堀」とか「尊徳のバカ堀」と称したという。明治8年茨城県,同11年河内郡に所属。明治22年小野川村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7276719
最終更新日:2009-03-01




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