ケータイ辞書JLogosロゴ 水守郷(古代)


茨城県>つくば市

 平安期に見える郷名。「和名抄」常陸国筑波郡九郷の1つ。「将門記」に「介良兼は矢を調へ陣を張り,承平六年六月廿六日をもて,常陸国を指して雲のごとく涌き出でつ……その明日の早朝をもて,同国水守の営所に着く」とある。「新編常陸」は江戸期の「新治郡水守・田中・長高野・篠崎ノ四村,及本郡大砂・牛縊・西高野・今鹿島・谷ケ代・作谷等,スベテ十村」にあてる。「地名辞書」は旧田水山村・作岡村とする。つくば市水守に水守遺跡(土師器・須恵器)・水守古墳群,同町山木に山木古墳群,同町田中に田中遺跡(土師器・須恵器),つくば市佐に佐古墳群などがある。現在のつくば市北部(旧筑波町南部および旧大穂町の一部)に比定される。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7276890
最終更新日:2009-03-01




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