ケータイ辞書JLogosロゴ 折戸村(近世)


栃木県>塩原町

 江戸期〜明治22年の村名。塩谷郡のうち。「元禄郷帳」「天保郷帳」には関屋村枝郷と見える。大田原藩領。「慶安郷帳」の関屋村の村高184石余のうちに古許高として当村10石が含まれていたという(塩原町誌)。村高は,「元禄郷帳」10石,「天保郷帳」「旧高旧領」ともに31石余。「改革組合村」では関谷村組合寄場に属し,天保年間の家数8。万治2年の検地帳には彦三ほか5名の名が見える(横接郷土史)。関屋村の枝郷で組頭がいた。享保8年関屋村鷹八幡宮を勧請した(県神社誌)。もとは蛇尾川の沖積低地に集落があったが,延宝年間洪水にあい,右岸の現在地に移ったといわれる。用水は慶長年間に開かれた蟇沼用水(塩原町誌)。安永2年の絵図に折戸古屋敷が見える(横接郷土史)。明治4年宇都宮県を経て,同6年栃木県に所属。同7年の「那須ノ原入会組合村高戸数取調書」によれば,戸数8・村高32石余(大田原市史)。同18年下塩原駅伝組合営業に,駄馬稼業2とある(塩原町誌)。明治22年箒根村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7278304
最終更新日:2009-03-01




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