ケータイ辞書JLogosロゴ 塩原村(近世)


栃木県>塩原町

 江戸期の村名。塩谷郡のうち。宇都宮藩領。村高は,「慶安郷帳」112石余,承応3年の塩原村御縄帳では115石余,田はなく,畑35町7反余・屋敷面積9反余,畑持・屋敷持人名52。元湯の古地図によれば,赤川の左岸に温泉街を形成し,湯泉大権現・浄土宗湯本山円覚院円谷寺・真言宗塩湯山湯泉寺があった(塩原町誌)。万治2年2月晦日の地震により,当村は潰滅し,廃村。生き残った人々は高原村・上塩原村・下塩原村などに移住した。現在の湯本塩原字元湯本の地には湯泉寺の擬宝珠が残っている。また,字新湯に移った温泉神社には永正15年銘の石幢がある。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7279177
最終更新日:2009-03-01




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