ケータイ辞書JLogosロゴ 多奈和見郷(中世)


栃木県>葛生町

 鎌倉期に見える郷名。佐野荘のうち。文保2年4月28日の関東下知状に「佐野孫次郎顕綱以当庄多奈和見郷内田肆段・在家壱□(宇),正和五年四月廿四日永代沽却之由,増綱依申之,被尋下之処」と見える(武沢文書/県史中世1)。正和5年4月24日佐野顕綱が当郷内の田4反・在家1宇を佐野増綱に永代売却した。しかし,この地は顕綱の死後佐野親綱が知行することになっていたため争いが生じ,鎌倉幕府は顕綱が当郷内の田在家のかわりに顕綱の所領のうち小見郷内在家1宇と上佐野の在家を増綱に打ち渡すように命じている。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7279724
最終更新日:2009-03-01




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