ケータイ辞書JLogosロゴ 岩本村(近世)


群馬県>沼田市

 江戸期〜明治22年の村名。利根郡のうち。沼田藩領。天正18年の下河田検地帳(生方家文書/県史資料編12)に「岩本」として田22筆があり,もと当地が下河田の一部であったことがわかる。村高は,「寛文郷帳」で90石余うち田方3石余・畑方86石余,「元禄郷帳」180石余,「天保郷帳」「旧高旧領」とも180石余。なお寛文2年の真田氏検地では村高448石余に打ち出されたが,同氏改易後,幕命による貞享3年の酒井氏検地で180石余となった(平形家文書/同前)。当村から十八坂峠を越えて旧白郷井村桜の木に至る嶮阻な道があり,江戸期沼田藩主の参勤交代路の1つとして使われた。幕末の改革組合村高帳によれば,糸井村寄場組合に属し,高180石余,家数65。明治4年沼田県,群馬県を経て,同6年熊谷県,同9年群馬県に所属。同22年川田村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7281698
最終更新日:2009-03-01




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