ケータイ辞書JLogosロゴ 漆萱村(近世)


群馬県>下仁田町

江戸期〜明治8年の村名甘楽【かんら】郡のうち小坂川上流右岸の山間に位置する当村は,地形的には小坂地域に入るが,古くから西牧領とされる西牧14か村の1つ幕府領村高は「寛文郷帳」には「漆谷村」と見え,3石余,すべて畑方「元禄郷帳」「天保郷帳」「旧高旧領」ともに21石余神社に山祇神社がある当村は中山道や脇往還の関所を通らずに抜けられる間道の押さえとして重要な位置を占めていた中山道からは松井田・妙義から杉の木峠を越えて上小坂から漆萱,脇往還からは中小坂・上小坂を経て漆萱と,2つの経路が当村に集まり,それから間道の山道を抜けて根小屋村で脇往還に出ることができたそのため番人が置かれるなど,警戒は厳しかったただしこの上小坂村から漆萱村を経て根小屋村に出る道は,いわゆる女街道として善光寺参詣の男女も通過した(西牧村郷土誌)なお,幕末の改革組合村高帳では本宿村寄場組合に属し,高21石余,家数6明治元年岩鼻県,同4年群馬県を経て,同6年熊谷県に所属同8年西野牧村の一部となるなお現在も下仁田町大字西野牧の一部となっているが,行政的には同町小坂地区に属している
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7281768
最終更新日:2009-03-01




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