ケータイ辞書JLogosロゴ 鬼石村(中世)


群馬県>鬼石町

 戦国期に見える村名。緑野【みとの】郡のうち。地名としては,室町期と推定される年月日未詳の小田名字在所注文写(熊野那智大社文書/県史資料編7)に「おにすよりわかたり候」とあるのが初見。永禄2年に集大成された「小田原衆所領役帳」の松山衆和又太郎(康忠)の所領役高として「七拾貫文 鬼石」とある。村名としては永禄6年5月10日の北条氏康・氏政連署知行充行状(安保文書/県史資料編7)に「上州河北根本足利領内」の「鬼石村」と見え,当村などを安保晴泰・同泰通に宛行っている。なお,元亀元年12月27日の武田信玄判物写(高山系図所収文書/同前)では,高山行重に対し「然為鬼石替地若田郷相渡候」と伝えているがこの文書は検討を要する。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7282042
最終更新日:2009-03-01




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