ケータイ辞書JLogosロゴ 鬼石町(近代)


群馬県>鬼石町

 明治7〜22年の町名。緑野郡のうち。はじめ熊谷県,明治9年群馬県に所属。渡船場は,武蔵国渡瀬村への渡戸の渡しが渡戸橋開通の昭和10年まで,同国阿久原村へ通じる法田【のろだ】(のち新田【しんでん】)の渡しが上武橋竣工の大正11年まで利用されていた。明治8年の渡船・渡橋賃は1人に付新貨で3厘,附共の牛馬1頭同5厘,人力車は乗客ともで同6厘,荷車1両同7厘,駕籠1挺同6厘であった(須藤家文書)。明治11年頃から製糸業の碓氷社が進出,水車による精麦所・製材所も開業。同11年山中街道が中里村まで,同17年には上野村楢原まで開通,問屋業者や運送業者も出現して町は活気を呈した。同年秩父事件勃発に際し藤岡警察署鬼石分署に県警の出先本部が設置された。同年の自由党員は13名(自由党員名簿)。同22年鬼石町の大字となる。
解説文を自分にメール
メアド:Milana@docomo.ne.jp

(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7282044
最終更新日:2009-03-01




ケータイ辞書 JLogosトップ