ケータイ辞書JLogosロゴ 琴辻村(近世)


群馬県>鬼石町

江戸初期の村名甘楽【かんら】郡のうち道祖神峠の南東,三波川左岸の丘陵に立地する地名のうち,コトには石ころ,ツジには石垣の意味もあるが,由来は不詳(多野藤岡地方誌)幕府領「寛文郷帳」に村名が見え,村高は畑方7石余寺院は栄伝山千光院飯塚家の持寺で,同家墓地には,戦国初期の五輪塔・宝篋印塔が数多く残る神社は同家氏神の諏訪明神,寛文2年銘の絵馬が奉納されている同家所蔵の「長井政実関係文書」7通および「北条氏邦印判状」6通は,北谷(三波川谷)が天正6年から武田氏,同13年から北条氏の支配下にあり,翌14年には検地が行われたことを伝えるまた,同家の先祖書によると,和泉守政武は初代若狭守政基の子で,慶長3年伊奈備前守の検地に際し案内役を務めているなお県下で最も古く,全国的にも珍しいといわれる慶長17年の代官制札なども同家文書に残る天保年間から明治5年まで,飯塚与一郎が寺子屋を開いていたその建物が現在も残る「元禄郷帳」では緑野【みとの】郡三波川村の枝村となっている
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7282744
最終更新日:2009-03-01




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