ケータイ辞書JLogosロゴ 坂口(近代)


群馬県>吉井町

 明治22年〜現在の大字名。はじめ岩平村,昭和30年からは吉井町の大字。明治22年,岩平小学校の分校を設置。同24年の戸数48,人口は男130・女111,馬20。同39年坂口青年会発足,会員数24で桑園4反を共同小作。大正元年熊野神社を奥平神社に合併,昭和45年分社し坂口神社の社殿新築。昭和25年当地出身の山崎種二の寄付金と村費とで坂口公会堂建設,同30年坂口公民館となる。種二の生家は戦国期に坂口城に拠り,近世名主を務め苗字帯刀を許されていた。種二は上京後回米問屋で働き,米相場界の第一人者となり,山崎証券会社を創立,山種美術館を設立した。県立近代美術館の建設や運営に力をつくし,吉井町の図書館や菩提寺密蔵院の霊堂・鐘楼などを建設,町営バスや学校の設備・施設を寄贈した。昭和58年89歳で没し,従三位勲二等旭日重光章を受けた。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7282839
最終更新日:2009-03-01




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