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- 鳥山村(近世)とは
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![]() | 鳥山村(近世) 江戸期の村名肥前国松浦郡のうち五島列島の北,小値賀【おぢか】島東部に位置する平戸藩領「慶長9年惣目録」には当村名が見えず,江戸初期には小値賀村の一部であったが,「元禄12年郷村帳」「元禄郷帳」「天保郷帳」では小値賀村とは別に当村名が見え,江戸前期に小値賀村から分村して成立したと考えられる「元禄12年郷村帳」には小値賀村枝村と注記されている村高は,「元禄12年郷村帳」120石余,「天保郷帳」215石余地内には真言宗鳥居山万福寺があり,もとは神島神社の別当寺として野崎島に建立されたものが移建されたと伝える江戸期は小値賀島の長楽寺・別当坊・橋観音を末寺に従え,各神社の別当も勤めたという境内には南北朝期から室町期の宝篋印塔の残欠が現存する「旧高旧領」には当村名が見えず,前方村1,809石余のうちに含まれているとみられ,幕末・維新期までに前方村のうちに含まれることになった現在の小値賀町前方郷前方後目に比定される |
出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典(旧地名編)」