ケータイ辞書JLogosロゴ 沼上(中世)


群馬県>玉村町

 室町期から見える地名。那波郡のうち。室町期に成立しその後書き継がれた「鶏足寺世代血脈」に「一,心祐・那波・沼上」とあるのが初見(県史資料編7)。下って天正9年2月4日の武田家定書(高山吉重氏所蔵文書/同前)に「沼上之内高山分五拾貫文之所,那波へ被相渡,為知行之改替被下置畢」とあり,当地のうちの高山分50貫文が那波氏に宛行われている。ついで天正10年閏12月26日の北条家伝馬掟書(堀口文書/同前)によれば,倉賀野における伝馬掟が定められているが,最後の条に「一,南者八幡山,北西者和田,東者沼之上,伝馬次可為如此事」とあり,当地は倉賀野の東にある交通の要地であったことが知られる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7284091
最終更新日:2009-03-01




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