ケータイ辞書JLogosロゴ 箱島(近代)


群馬県>吾妻郡東村

 明治22年〜現在の東村の大字名。明治24年の戸数105,人口は男255・女260,学校1・水車場6。世帯数・人口は,昭和5年130・799,同15年125・733,同25年301・1,795,同35年181・901,同45年166・738,同55年168・717。大正元年中尾・丸岩・長坂の54町余を寄付し村有林が形成され,残りの林浦・中尾などの原野56町余は住民94人に売却され共有の施業林が誕生した。「日本百名水」の1つに指定された箱島不動尊の豊富な湧水を利用し,大正10年頃あめ鱒の養殖が開始されたがその後中断し,昭和28年に県水産試験場箱島養鱒場が設置され,副業として有望になり,箱島養鱒組合も結成され,有力な地場産業に発展している。高崎水電は,明治43年出力300kwの東第1発電所(旧箱島発電所),昭和2年出力170kwの東第2発電所(旧鳴沢川発電所)をそれぞれ創業したが,ともに昭和31年廃止されている。昭和26年東京電力箱島発電所が最大出力2万3,100kwで開業。明治43年箱島機械製糸所が50釜で創業し,翌44年には1日11時間就業で生糸230貫・価格1万3,750円を生産した。大正2年碓氷社東組から箱島・岡崎の52名が分離脱退し碓氷社箱島組を設置し,同11年釜数40・組合員数81となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7284159
最終更新日:2009-03-01




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