ケータイ辞書JLogosロゴ 花輪(近代)


群馬県>勢多郡東村

 明治22年〜現在の東村の大字名。地内は,小中川が合流する地点の同川右岸と渡良瀬川右岸に位置する花輪二区,同地区の南西に位置する花輪三区,同地区のさらに南西に位置する花輪の3地区に分かれる。明治24年の戸数179,人口は男515・女509,学校1・水車場2。明治20年代のはじめ頃から,かつての銅山街道は県道として拡幅・整備され,その後明治45年には足尾線が開通。当地は宿・駅の所在地としてにぎわった。生糸など商品の取引きも盛んとなり,明治32年には花輪貯蓄銀行が設立されるなど,渡良瀬川上流地域の交通の要所として,経済活動の中心地として栄えた。「兎と亀」など言文一致の童謡唱歌の父とされる石原和三郎や日本鋼管を創始し,わが国の製鉄事業の興隆に貢献した今泉嘉一郎の出生の地でもある。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7284201
最終更新日:2009-03-01




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