ケータイ辞書JLogosロゴ 村上(中世)


群馬県>小野上村

 鎌倉期に見える地名。群馬郡のうち。元亨3年と推定される年月日未詳の上野国村上住人尼常阿代勝智訴状案(金沢文庫文書/県史資料編6)に「上野国村上住人尼常阿代勝□(智カ)謹⊏⊐(言上)」とあり,当地の住人尼常阿の代官勝智が下河辺荘築地郷地頭職を金沢貞顕の御内祗候人である倉栖掃部助四郎に押領されたと訴えていたことが知られ,同訴状案に続けて一紙に書かれた年月日未詳の崇顕(金沢貞顕)代円信陳状案断簡(同前)では「上野国村上住人尼常阿姧訴」を却下するよう訴えている。なお,年未詳7月11日の聖林書状(同前/神奈川県史資料編3上)に見える「此僧近比村上辺下向事も可有候」は当地とも考えらられるが未詳。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7284773
最終更新日:2009-03-01




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