ケータイ辞書JLogosロゴ 天沼村(近世)


埼玉県>さいたま市

 江戸初期の村名。足立【あだち】郡大宮領のうち。はじめ幕府領,文禄元年一部が旗本大岡氏領,寛永10年残部が旗本朝比奈氏領となる。検地は不詳。村高は「田園簿」で214石余。当地には大岡氏の陣屋が置かれ,慶長15年徳川家康の命により富永勝由は外祖父大岡氏によって養育されるべく当地へ移り住み,寛永元年16歳で召出されたという(徳川実紀)。元禄国絵図に上天沼・下天沼村と記載されているため,正保〜元禄年間に上天沼・下天沼の2か村に分村し,大岡氏知行分が上天沼村,朝比奈氏知行分が下天沼村となったものと思われる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7285265
最終更新日:2009-03-01




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