ケータイ辞書JLogosロゴ 池辺(中世)


埼玉県>川越市

 戦国期に見える地名。入東【につとう】郡のうちか。「役帳」には他国衆難波田氏後家の所領として「卅八貫百五文 卅三郷 池辺」と見え,弘治元年乙卯検地が行われている。また永禄8年6月9日の北条家印判状によれば「河越卅三郷之内池辺郷」が森遠江守に岩付本領の替として与えられている(武文)。のち天正18年5月の豊臣秀吉禁制に「山田庄河越卅三郷之内 とよ田郷 池辺郷 大袋郷」とあり,秀吉の制圧下に入ったことがわかる(同前)。翌19年5月17日の徳川家康朱印状で加藤正勝は「武蔵国池辺村内,間木村,大仙波村内」において300石を与えられている。池辺村は当地に比定される(徳川家康文書の研究)。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7285389
最終更新日:2009-03-01




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