今西村(近世)
江戸期〜明治22年の村名｡入間【いるま】郡入西【につさい】領のうち｡はじめ幕府領,のち旗本石野氏の知行,のち幕府領,その後田安家領,天保2年幕府領,同13年からは旗本岡本氏の知行｡村高は｢田園簿｣では99石余,うち田67石余･畑32石余,以後幕末まで変わらず｡検地は寛文2年｡村の規模は東西1町半余･南北3町弱｡化政期の家数13軒｡用水は越辺川の水と長岡村の弥陀堰より分水して引用｡冬･春期間には越辺川に板橋を架す｡高札場は村の南西方｡神社は十二天社｡小名はおき田･かい戸田･稲荷がいとなど｡明治初年小学校開設(新堀村に連合)｡同9年埼玉県に所属｡同年の戸数13･人口54,馬5,物産は米など｡同12年入間郡に所属｡同22年入西村の大字となる｡
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(C)角川日本地名大辞典｢旧地名｣
JLogosID:7285565
最終更新日:2009-03-01