入阿佐美(中世)
戦国期に見える地名｡児玉郡のうち｡天正5年と推定される丑の8月26日の内田縫殿助に宛てた北条氏邦印判状に｢知行方,弐貫文 田,入阿佐美 五百文 畠,同所｡……右之地阿佐美之村,当年改出置候｣とある(武文)｡当地はこの年に検地が行われ,それに基づいて知行宛行いがなされたと思われ,また,阿佐美村内に含まれていたと考えられる｡しかし天正18年4月26日の信茂某判物には｢一 両阿佐美之村｣(鈴木文書/武文)とあり,これは江戸期の入浅見･下浅見両村をさし,当地は村と称されていたと思われる｡
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(C)角川日本地名大辞典｢旧地名｣
JLogosID:7285574
最終更新日:2009-03-01