ケータイ辞書JLogosロゴ 大橋村(近世)


埼玉県>鳩山町

 江戸期〜明治22年の村名。比企【ひき】郡のうち。古くは松山領玉川郷に属したという。正保〜元禄年間泉井村が当村ほか2か村に分村して成立。はじめ旗本岡野氏知行と清水家領,安政2年からは幕府領。検地は不詳。村高は「元禄郷帳」で201石余,「天保郷帳」198石余。村の規模は東西20町・南北8町。化政期の家数30軒余。高札場は村の西部。鎮守は黒石明神社。明治9年埼玉県に所属。同年の戸数53・人口265,馬20。名勝地として,中の井・弥陀の井・藤の井・十王の井・八幡の井・御霊の井・六角の井と7つの名泉が泉井村にかけてあり七名水と呼んだという。また村の東方に地蔵台という広野があり,眺望にすぐれ,ツツジや草花の名所であった。物産は米・コウゾ・繭・ドジョウ・薪・炭・ムシロなど。明治12年比企郡に所属。同22年亀井村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7285969
最終更新日:2009-03-01




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